千葉県酒々井町、根古屋の双体道祖神
新堀の道祖神のあと、セッテイ山の道祖神→根古屋の道祖神の順番で廻るつもりが、すっかり迷子になってしまい、偶然先に見つけてしまった根古屋の双体道祖神。本佐倉城跡の山の中で迷い、山を抜けると昔は池だっという「中池」と呼ばれる城山に囲まれた田園地帯。(写真中央あたりが石仏群)
その田園の向こう、向根古屋城の城山のふもとに石仏群があった。
根古屋の双体道祖神。高さ40cm程度で年代不詳。「子孫長命祈願」と彫られているそうだ。風化が激しく男女の区別は難しいが、左が杖を持った男神、右が支える女神に見えるような気がする。
道祖神と一緒に並んでいる石仏群。廿三夜塔(月待講碑)、かつて中池の中ノ島にあった弁天様(←酒々井観光情報から)、庚申塔、馬頭観音などなど。享保、元文(ともに18世紀前半)などの銘が彫られているので、道祖神よりもちょっと古い時代か。ちなみに印旛郡の民話によると道祖神と弁天様の縁は深いようで、ここが昔は池だったというロケーションにも非常に関係がある。その由来から察するに、この道祖神は他から移されたものではなく、元々ここにあるものだと思われる。