群馬県吾妻郡、川原湯「川原湯神社の道祖神」

jin1.jpgJR吾妻線、川原湯温泉駅で配布している「やんば散策マップ」の「川原湯コース」に沿って探す。吾妻川は利根川の上流に位置し、川原湯温泉駅付近は首都圏への用水供給と洪水調整のため、平成22年に完成予定の八ツ場(やんば)ダムの底に沈む。

その川原湯温泉郷の全ての宿より少し高く水没を免れる場所に、ダム建設に伴い平成2年に開発された川原湯新源泉があり、今は足湯としても観光客に開放されている。さらにその横にある川原湯神社へ通じる階段を登る。

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階段を登る途中に、2基の道祖神を含む石塔群がひっそりと建っている。

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年代は不明だが、周囲の道祖神と同じく1800年前後のものだろうか。他地域から移されてきたものだそうだ。ここよりさらに登ったところにある川原湯神社は、江戸時代末期からの茅葺の古い社殿が2001年に火災で焼失し、今は木造の新しい社殿に造り替えられている。

ちなみにこの2体の道祖神は昨年の8月に訪れた際に見たもので、今年は新源泉付近で工事が行われていたことと、暑さで国道145号から宿までの坂を登ってくるだけでバテてしまい、さらに階段を登る気力が無かったことから訪れていない。この辺りは将来は湖畔になるんだなぁ。