うちの猫の毛色の遺伝子について調べてみた。
ミクは
ww Oo aa B- C- * D- ss
で、wwは白色の遺伝子。白猫でなければww。Ooはミクのような毛色の猫にポイントになる遺伝子。
茶色か、黒かを決める遺伝子で、Oは茶色oは黒。Ooは優劣がなく、両方持つ場合、両方の毛色が出る。そしてX染色体に遺伝子情報を持つため、
Ooとなるのはメス猫だけで、サビがほとんどメスだけなのはこのため(三毛猫も同じ理由)。オスはX染色体1本、Y染色体1本のためO遺伝子を2つ持つことがない。不思議だなー。
Bは毛色を黒くする遺伝子。B-となっているのは黒くする遺伝子が優性遺伝子で、二つ目がBなのかbなのか判らないため。
Cは遺伝子通り色を出すかどうかの遺伝子らしく、普通柄の猫はCを持つらしい。
次の*はIiで毛をシルバーにする遺伝子らしいのだけど、他の遺伝子より劣性なので、判らない
D-は毛の濃くする遺伝子。
クウ
ww o aa B- C- * D- SS
ww。真っ白の場合はWを持つが、少しでも色があるとwwとなる。Wがあるとすべて真っ白になる、毛色の遺伝子の中で一番優性遺伝子らしい。
oは黒色の遺伝子。・・・そう、クウは、そしてユウもベースは黒色の猫という扱いらしい。
B、C、I、Dについてはミクと同じ。で、ミクと違うのはSのところ。これは白の斑点の出す遺伝子で、SSは白の大きな斑点、Ssは白の小さな斑点、ssは斑点なし。
遺伝子的には黒模様ではなく、白模様が正しいのだ。へーーー。
モズ
ww o aa B- C- * dd SS
モズは白くて、顔にグレー色がブラックジャックのように横切るかっこいい猫。ユウの子。クウと兄弟。
なぜグレー色か。毛を濃くするDd遺伝子がddで、毛色が薄く出ているんだと思う。ここがクウとの違い。ほぅ。
ちなみにBではなく、bbだったりするとグレーではなく、チョコレート色になるらしい。
で、ユウ
ww oo aa B- C- * Dd SS
白斑点の大小はともかく、カラーリングはクウと同じなので、毛色遺伝子も同じ。
ただ、モズの毛色から判断するに、毛色を濃くするD遺伝子はdを持つはずなので、Ddとなるはず。面白いなあ。
・・・そういえば、昨日のNHKでは、猫のクローンの話をやっていた。
Oo遺伝子の毛色が両方でるのは、活性化不活性化があってうんぬん。要はクローンのもとになる遺伝子によって毛色が違うという話。
ということは、もし、ミクの細胞からクローンを作っても、サビ猫のミクはできないということ。
茶色一色か、黒猫か。