かわらゆおんせん

旅行先でスケッチがしてみたいなぁと思って携帯用の水彩絵の具セットを買ったのが一昨年の秋。なかなかそんなヒマがなくてできないままになっていたが、今夏の旅行は捻挫であまり歩いちゃいけないことになったので、良い機会だし挑戦してみようかなと思った。

場所は川原湯温泉。

20090824崖湯.jpg

↑記念すべき初スケッチ。露天風呂が素晴らしいこの宿に客がウチ一組しかいなかったようなので、朝風呂を長々占領してチャレンジ。はじめてのカートリッジ式水筆の水量調節が思うままにならず、濃く塗ろうとしても全部薄くなってしまう。

お湯ももっと白い部分を残して波紋まで表現したかったんだけど・・・いきなりベッタリ塗ってしまったらそれどころじゃなくなって・・・。

構造物や水というモチーフは特に難しい。建築施工図面描きと血液型A型の性でカチっと定規で引いた線じゃないと気持ち悪い私はフリーハンドが苦手だ、というか自分で描いたフリーハンドがなんだかすごく気持ち悪い。そのフリーハンドを克服しようと思ってスケッチをしようとしているのだけど・・・。

20090824アベック地蔵.jpg
↑お気に入りの双体道祖神。車も通る場所なのであまりゆっくり描く時間もなく、近くを流れる小川や、背景の鬱蒼とした森まで描きたかったけど無理。しかもこれを描いている間にだいぶ虫に刺された。

20090824丸岩.jpg
↑帰りの川原湯温泉駅で電車待ちの15分の間に駅から見える名勝「丸岩」をスケッチ。構図の下の方に線路とホームがあるはずなのだが、そんな描いてる時間ない。3枚目にして少しスケッチらしくなってきたかな?とも思うが、色は全然思い通りに出てない。
しかも肝心の「丸岩」が本当はもっと遠景なのだが、中景になってしまっている。

手馴れた人みたいに描くのは難しい。でも、結構楽しかったのでまた旅行の時、数こなしていこうかなと思う。次回はラフを0.9mmシャープペンではなく、濃い鉛筆がダーマトグラフィにしよう。

あと、時間が限られている中なので、あれもこれも描こうとしない。一番核になるものを描いて、あとは背景と割り切る。また、細部を正確に描くのではなく、雰囲気がわかる程度でデフォルメを。
絵の具で塗る時は光のメリハリを極端なくらい付けられるようになりたい。