エッセイ風日記 えっせいふうにっき 〜エ日記〜

説明しよう。

エッセイ風日記、略してえにっき


■ 損失補てん
 Date: 1991年12月02日 (月)

新語大賞の発表があった。新語部門、金賞は火砕流だった。TVブックメーカーの予想は損失補てん (5カノッサ)だったんだけど! 損失補てんは流行語部門の銅賞とい的外れな賞だった。ガクッとくる。
野球の話。日本ハムの武田の契約更改があり、えーと、四千五百万ぐらいを提示されたが、「中日の森田が三千万で、 二年も抑えをやっているオレがコレでは納得できんよ。」と言って本当に怒っていた。誠にその通りである。評価が低い。 武田選手、がんばってくれ。

■ 倫理学物語
 Date: 1991年12月03日 (火)

月曜日。1限目は倫理学であった。一週間の始まり、一発目の授業はなかなかつらかった。 担当は通称ダンディーで、シルバーヘアーの誠にダンディーな人であった。ダンディーは襟のない、 じゃがいものような茶色系のシックな服を好み、またそれがダンディーさをいっそう引き立てた。 ダンディーは講義用の服に付ける小型マイクを手に持ち、口に近づけてしゃべるため、部屋中に大きな、 そして少しこもった声をとどろかせていた。
「えー、この講義では、まれに、その日行った講義を、講義終了前に小テストをすることがあります。 ですから、必ずノートをとってください。小テストはそのノートをみてもいいですから。 それから欠席は全講義の半分までいいですが、小テストの結果が重要になるので、なるべく出席してください。 出席の紙を回しますから、これに○をつけてください。○をつけた後、エスケープをして、それが判りましたら その人は、その時点で単位はあげられません。代返も同様です。」
これが倫理学のルールだった。これははたしてどういうことか?小テストが重要。小テストはいつ行うか判らない。 よってほとんど毎回出席しなければならない。小テストが重要であるため、ノートもきちんと取らなければならない。
どひゃー。こりゃ気が抜けん授業だわい。と皆口々に言う。
よって、月曜日の朝はさぼることが出来なくなった。ということは日曜日は遅くまで遊べないってこった。
これはきつかった。僕らは毎回毎回さぼることはなく、せっせと出席した。小テストは数は多くなかった。 しかし小テストがあるときに限ってノートが不完全(月曜の朝は眠くて、授業中寝てしまうのだ) で、「何で、今日に限って!」と愚痴ったことも多々あった。
こんな状況の中、「毎回テストがある訳ではない」と言ってサボる人々。運のいいやつらで、そういう時に小テストは ほとんど無かった。
と、ここまできて、「小テストは多くなかった」ならサボれば良かったのに、と思ってしまうが、実際、ダンディーは 資料プリントとして去年の小テストの結果(1学年上の)を配った。それを見ると、小テストは約2回に1回、それも、 評価が低いと単位が取れていないことが読み取れるようになっていた。
単位を取り終えた今、「ダンディーに上手くやられた。」と口々に言っているのであった。

どうも最近、ミニコンポ目覚ましの調子が悪い。7時50分になるとお気に入りのユニコーンの「ヒゲとボイン」のCD が流れ出すのだが、それが聞こえてこない。ルルルルルと電話目覚ましがムナシク8時10分に鳴り響き、やっと起きるのである。 コンポを見るとCDは回っているが、音が出ていなかった。CDで起きないとなんだか一日シャキっとできないなあと感じている。


■ 電気計測
 Date: 1991年12月04日 (水)

一週間と言うのは早いねえ。もう水曜日だ。
朝。目覚ましもきちんと動き、気分良く起きた。1限目は電気計測なのでいつもより5分早く部屋を出た。 そして授業に出席したわけだが、誠に腹が立った。電気計測恒例のスライドOHP攻撃が始まり、ひたすらそのスライドを ノートに写していたのだが、書き終える前にさっさとスライドを変える。 スライドを使うってことだけでも頭にくることなのに、写す時間も与えず、さっさと次に進むとは・・・。


■ 麻雀日
 Date: 1991年12月06日 (金)

麻雀日。500円勝ち。借金4400円へ。まだまだだ。あ〜あ、腹減った。

■ 夢の中から
 Date: 1991年12月07日 (土)

麻雀明けの今日、朝きつかったが、ラーメンを食べて学校に行った。朝食うと力がわいてくるのがわかる。 1限目の代数で直交対角比っていう問題がでて、それが解けずにくやしい思いをした。本当にくやしい。 学校から帰ると大掃除をした。2時間かけて掃除をした部屋は見事にきれいになった。掃除が終わると麻雀と掃除の 疲れがイッキにでて、眠たくなった。
ところで、先週「夢で逢えたら」が終わるということを書いたが、後番組「夢の中から」はウンナン、ダウンタウンの トーク番組だが、「うーむ」とうなってしまう感じだった。

■ 12・9事件
 Date: 1991年12月09日 (月)

今、ベランダ側の道路で、向こう側の溝に車が落ちている。というより落ちた。カーブを曲がりきれず落ちたという感じだ。
その後、ドライバーは別の車に乗り、逃げるようにどこかへ消えた。変な事件だ。何故、ドライバーは逃げたのだろうか?

今、ケーサツが2名来た。下の階の人が説明しているが、上野の階で人(つまり僕)が出てきたので逃げたみたいだ、と言っている という。??もしかして変なことに巻き込まれる?


■ ウルトラマンM78
 Date: 1991年12月18日 (水)

しばらく日記をサボってしまった。麻雀に負けたショックでこれを書くのが嫌になったからである。 ようやくショックから立ち直ってきた。
では、今日の出来事から書こうか。水曜であるからして、1・2限はキツイ講義の2連発だった。 ところで今日は朝7時に目が覚めて、TVQでやっていたウルトラマンM78だったかな、なんかそーいう名のついた番組を見た。 この番組は、ウルトラマン族の必殺技を分析するという、オカシな番組であった。 その後、ケントデリカットの悪徳商法にひっかかるな、という番組。そんなこんなで1・2限野が終わったところに戻る。 学食でメシを食った。その後、プログラミングのレポートを作成しにパソコン教室へ行き、カチャカチャとレポート作成。

■ 本人の愛好本
 Date: 1991年12月19日 (木)

今日、村上春樹のダンスダンスダンス(上)、清水義範本人の愛好本、本の雑誌を買った。本人の愛好本は2200円もして、 ぐわーときたが、紀ノ国屋ですら、1冊もおいてなく、福屋書店に1冊だけだったので、売り切れ必至、ここで買わねばもうチャンスはない、 と思い買ってしまった。

■ ベスト競馬ダービースタリオン
 Date: 1991年12月21日 (土)

熱中するものがあると、この日記はおろそかになってしまうなあ、やっぱり。 それというのも、とーとつに「ベスト競馬ダービースタリオン」を買って、おもいきりはまってしまっているのである。 このゲームは競馬シミュレーションである。ベストプレーでは監督になったように、このゲームは馬のオーナーになる訳なのだ。 2日間、やりっぱななし。その間にGIはとれないものの、名馬がいくつか生まれた。最初の馬、ミスタースピリッツ。 あまり勝てなかったが、7歳までよく走った。3代目スピリッツのスピリッツライトは成績がよかったが予後不良のため安楽死。 ショックであった。コーヒー初代のコーヒースキーはいきなり3連勝するが、その後低迷した。今現在、ミスタースペリオルが 6戦5勝と良い。GIももうすぐだ。
初代スピリッツ、ミスタースピリッツは上記の通り。2代目、リアルスピリッツは14戦2勝。 3代目スピリッツライトは上記の通り。4代目、サクラスピリッツ。0勝のまま安楽死をとげる。5代目、最後のスピリッツは ワンダースピリッツ。11銭1勝。
そして初代コーヒー、コーヒースキーは16戦5勝。2代目、コーヒーアテンシト、12戦3勝。3代目、コーヒーコリム13戦1勝。 そして今、ドラゴン、ユニコーン、オリジナル、スペリオール、マジカルの馬たちが活躍中である。

なんか今、あやしい2人組が来て、LDとそのソフト3枚をただで貸す、といって置いていった。訳判らない。3日間らしいが、不安。


■ とにかくずっとスタリオン
 Date: 1991年12月22日 (日)

昼の12時に起きた。お昼はお茶漬けですまし、さっそくダービースタリオンにハマった。 ノースユニコーンが安田記念、スプリンターズステークスと、2つのGIをとった。とにかくずっとスタリオン。 うーん、ずっとファミコンをするとコシにくる。

■ 天皇杯サッカー準決勝
 Date: 1991年12月23日 (月)

天皇杯サッカーを見た(準決勝)。読売対日立。実力的には完全に読売が上である。 がしかし、この試合、読売のラモスがケガで調子がよくない。そのため読売苦戦。 日立が本当によくやっていた。故に日立を応援した。FWの谷選手がよくやっていた。 プロ化になったら日立を応援するのになあ。いかんせん、日立はプロにはたぶん、ならないハズ。 まあ、しかし、サッカーの試合を(TVだけれども)見たのは久しぶり。なかなかコーフンしたりして、面白い試合だった。 おっと、結果を書いてない。結果は1−0で読売が勝った。この1点は仕方がなかった。 決勝は元旦。読売の相手は判らないが、楽しみである。

■ 24時間ボウリング
 Date: 1991年12月25日 (水)

もう、体が、特に腕が、痛くてたまらん。昨日の24時間ボウリングのせいだ。あーいたい。

■ あとがき
 Date: 1992年01月02日 (木)

1991年が終り、このノートも途中ではあるが終わる。予定通りである。25日に実家に帰ってからは、 1行しか書くひまが無く、後悔している。25日以降の出来事は次のノートに書ければいいなあと思っている。
さて今、1992年の1月2日であるが、本来ならば、次のノートに書くべきであることのだが、ノートを買っていないので、 あとがきにかえて書く。
1月2日、群ようこの「無印結婚物語」、三島由紀夫の「三島由紀夫レター教室」を読んだ。 新年早々、レター教室みたいな面白い本を読めて、とても嬉しい。今年、1992年は目標200冊をめざし、バンバン本を 読む次第である。
1991年、BOOK BEST10は以下の通りだ。

1位 くますけと一緒に(新井素子)
2位 銀座のカラス(椎名誠)
3位 岬一郎の抵抗(半村良)
4位 続・虚構市不条理中学校(清水義範)
5位 哀愁の町に霧が降るのだ(椎名誠)
6位 別人「群ようこ」ができるまで(群ようこ)
7位 アメリカ居すわり物語(群ようこ)
8位 人外魔境の秘密(横田順弥)
9位 新橋烏森口青春篇(椎名誠)
10位 江勢物語(清水義範)


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