エッセイ風日記 えっせいふうにっき 〜えにっき〜

説明しよう。

エッセイ風日記、略してえにっき


■ 銀座のカラス
 Date: 1991年11月14日 ()

「銀座のカラス」と「リンバロストの乙女」を買った。「銀座のカラス」は1600円もするので、 買うかどうか迷ったが、 非常にぶ厚い本で、これなら読みがいがある、と思い買った。 この本は「哀愁の町に霧が降るのだ」、「新橋烏森口青春篇」と三部作になるのである。 今、「新橋〜」を読んでいて非常に面白い。作者は椎名誠である。ねんのため。椎名誠は私小説 っぽいのが絶対面白いと思う。SFの「アドバード」や「水域」などよりも「岳物語」「白い手」 などの方が僕はぜんぜん面白い。
「リンバロストの乙女」はミスリード(※) の小説で、氷室冴子の「マイディア」で、いいぞ、とあったので 買った。女の子向けなので、買うのに勇気がいったが。角川マイディアシリーズというもので (氷室冴子の舞いディアからとったのだろう)、ひそかに全部読もうかとたくらんでいる。
あと、今日学校でえんぴつ、消しゴム、その他の入った筆入れを忘れてしまった。なさけない。 えんぴつ、ボールペン、消しゴムなど、さっき買ってきたのだが、なんとまあ、もったいない話である。 余談だが、新しいシャーペン(えんぴつ)というのは書きやすい。慣れてくると、何故か、字が汚くなる。

※ミスリードではなくジーン・ポーター。なんで間違ってるんだろう?


■ オープン記念
 Date: 1991年11月15日 ()

飲みに行った。珍しく店屋である。オープン記念とかなんとかで、飲み物半額というので行こうとなったらしい。 歩いて飲み屋に行ったのだが、3〜4キロはあったと思う。ビール1本ちょっと、マス酒1杯、焼き鳥を食い、 ほろ酔いで店を出た。飲み屋は香椎神宮駅の近くだったので、帰りは電車で。駅に着くとすぐに電車が入ってきた。 香椎で乗り換え、九産大前でおりた。両駅とも無人駅だった。最近なんとなく、ストレスがたまって いたのだが、少しスカッとした。

■ 人外魔境の秘密
 Date: 1991年11月16日 ()

横田順彌著、「人外魔境の秘密」が良かった。買ったのは1ヶ月前だったが、なんとなく後で後で、と 思っていたらいつの間にか、今までのびた訳である。ハッキリ言ってあまり期待していなかった。 が、しかし、面白かった。とても。ヨコジュンの中では今までで一番ではないかと思う。こういう本に 会うととても嬉しいものである。
残念なこと。「夢で逢えたら」が終わるという。土曜深夜の楽しみだったのに。この番組でユニコーンが いいなあ、と思ったこともあるし、腹の底から笑える番組であった。日曜8時にダウンタウンの番組が 始まるというのはいいが、やはり「夢で逢えたら」がいいよ。

■ 今月はお金が少ない
 Date: 1991年11月17日 (日)

12時半になってやっと起きた。そういえば、これまで曜日を書くのを忘れていたなあ。今日は日曜である。 気ままに眠たいだけ寝るというのは気持ちのいいことで、毎日、こういう日が続けばどんなにいいだろうか。
さて、今日は紀ノ国屋(天神にある本屋)に行こうと思ったが、今月はお金が少ない。行きたくて仕方がないのに。 ぐっとガマン。そこでふっと思いついたのがカレーである。サニー(※)へ買出しに行きカレーを作る。 なかなか美味であった。そうするうちに6時になり、まるちゃんを見る。終わるとさほど見たい番組もないので、 「リンバロストの乙女」を読み始める。感想は読後に。
9時になると映画「さよならゲーム」を見た。メジャーリーグの厳しい世界を描いているが、ケビンコスナーが とてもよかった。じーんとくる映画であった。だが、しかし、ラストシーンが終わるとすぐにCM。なんとなく 拍子抜け。やっぱりビデオか映画館で見た方が、感動するだろうな。
今日はこんなところであろうか。明日からまたばたばたと一週間が始まるのである。

※スーパー。


■ 千葉ロッテマリーンズ
 Date: 1991年11月19日 (火)

ドラフト、ドラフトとテレビが言うので、いやがうえにも盛り上がるし、気になる。 プロ野球ニュースでは、中日は斉藤(東北福祉大)だろうと予想していたが、どうだろうか。 どばーんと若田部(駒大)を引き当ててほしいものだ。ドラフトは22日。
もう一つ中日の話。コンバートで立浪がセカンド、種田がショートになるそうだ。 立浪の肩の負担を軽くするためらしい。成功するといいな。セカンドならベストナイン、 ゴールデングラブも取れるのでは。
もう一つ野球の話。ロッテオリオンズから千葉ロッテマリーンズになる。TVブックメーカー の賭けがはずれた。
今日は野球の話が多かった(全部か・・・)が、仕方ないのだ。では。

■ 寝不足のような
 Date: 1991年11月22日 (金)

昨日、日記を書いた後(11時半ごろ)、麻雀しに行った。5時ごろまでやって、結果は400円勝ち。 負けなくて良かった。帰るときにポピュラスを借りた。替わりにシムシティーを貸す予定。
2時間ほど寝て学校へ。学食でメシを食い、帰ってからドラフト中継を見た。その後、ポピュラスを少しやってから寝た。 3時ぐらいだったと思う。で、目が覚めたのが7時。秘密の花園を見た後、ポピュラスをやっていたらいつの間にか11時。 NHKでドラフトのニュースを見た後、セブンイレブンに行き、ヤンサンとお菓子を買ってきた。「オカマ白書」が気持ち悪くて。 ドラフトについてはまた明日。

■ 午前零時の玄米パン
 Date: 1991年11月23日 (土)

目が覚めると11時だった。昼飯用のご飯を炊きつつ掃除。見事にきれいになった。 昼食後、お金もあまりないのに本を買いに天神、紀ノ国屋書店へ行った。最初は清水義範と本の雑誌だけのつもりだったが。 しかーし、群ようこの「午前零時の玄米パン」があったのでおもわず買ってしまった・・・。
という訳で、今日買った本は本の雑誌、「黄昏のカーニバル」(清水義範)、「午前零時の玄米パン」(群ようこ)、 「わしらはあやしい探検隊」(椎名誠)である。まだ「リンバロストの乙女」も読み終えていないのに。 他に「銀座のカラス」(椎名誠)、「死に急ぐ奴ら」(火浦功)も読み終えていないのに。
話は変わるが、人ごみが嫌いだ。たぶん、そのせいで今、頭痛がする。
ドラフトのことはまた後日に。

■ リンバロストの乙女
 Date: 1991年11月23日その2 (土)

やっと「リンバロストの乙女」を読み終えた。氷室冴子絶賛の小説だったのだが。何となく、イマイチだった。 またいつか読み返してみようかなとは思う。
今日の夕飯。初めてお好み焼きを作ってみた。美味しかったのだが、後になって口の中が粉っぽくて。 混ぜ方、焼き方が足りなかったんだろうな。
ところで10月は本を19冊読んでいる。11月はこれまでで10冊。ちょっとペースが落ちてきたかな。
それでは寝ようか。しつこいようだが、ドラフトのことは後日に。

■ だらだら
 Date: 1991年11月24日 (日)

なんとなく、だらだらとすごしてしまった。今、清水義範を読んでいる。明日には読み終えるだろう。 なかなか面白いぞ。
だらだらすごしたおかけで書くことがないな。また一週間が始まると思うと、うんざりする。
ポピュラスもやっているが、うーむ、ムカツクゲームである。

■ いつもの通り
 Date: 1991年11月25日 (月)

午前中、いつもの通り、月曜日であるから、電気基礎実験であった。昼食を食い、これまたいつもの通り、 桂屋書店へスピリッツを買いに行った。しかし、スピリッツは無かった。土、日と連休だったためだ。くーっと思いながら、 次の教室へ向かう途中、日曜日に麻雀に誘われていたという事実を知る。麻雀と本、どちらが得だったのだろう?
で、英語と電気回路Vの講義中、ずっーと「午前零時の玄米パン」を読んでいた。おかげさまで、読み終えた。 いつもの群節で、面白かった。
今から夕飯。その後、レポート書きに集中である。腹が減っては戦はできぬ、である。

■ 負け
 Date: 1991年11月26日 (火)

今、とても悲しい。麻雀で負けてしまった。3000円弱。えーん。ただでさえ金欠、金縮令。 よってスーパーマリオランドを売ることにきめた。金が欲しい。NHKには金払わんぞお。

■ 休講
 Date: 1991年11月28日 (木)

お金お金と言っていたのが、情けない、と思うようになった。米さえ買えればなんとかなるのだ。 タマネギもあるし、インスタントのみそ汁もあるし、お茶漬けの素もわんさとある。どーだまいったか。 新聞屋でもNHKでも、どーんと来い、だ。
今日は朝から雨がしとしと降っていた。朝食用のパンが切れてしまったので、いつもより長く寝ていた。 1限目は計算機工学。出席率はすごく低い。出てくるなり仲本(※1)はいきなり、「来週は休講。」とねちねちとした 口調で言い訳を混ぜながら言った。そして、来週は休講にするかわりに、すごく変なレポート課題をつきつけてきた。 うわーと思ったが、それ以上に休講の方が嬉しかった。2限目は電子物性。しかし教室にきたのは物性の徳光(※2)ではなく、 電磁気のあっあっ(※3)、が来て、休講を告げ、出席カードを配り、終了。
という訳で、今日は終りだが、前に書いたドラフトのことだが、面倒なのでもう書かないぞ、と宣言して今日はおしまい。

※1仲本工事似の教授。※2徳光和夫似の教授。※3 話の節々で「あっあっ」と発する癖をもつ助教授。


■ 金曜日恒例
 Date: 1991年11月29日 (金)

なんだか金曜日恒例になりつつある麻雀。行かなければ良かった、後で思ってもどうしようもないのである。 そう、そのとおりなのだ。
ずっとイライラの麻雀だった。集中できないことが一番の原因。

■ 夢で逢えたら
 Date: 1991年11月30日 (土)

朝起きると体がダルくて、今日は学校をサボろうかと考えた。毎日の日課にしていた朝のコーヒーも飲まず、ギリギリまで 横になっていた。学校から戻るとベストプレーを2試合した。2試合目は17対0で巨人に完封勝ち。 気分が良かった。そんなことはどうでもいいのだが、その後、眠くて眠くて、いつのまにか寝ていた。目が覚めると5時半になっていた。 その後いろいろあって、ネルトン、夢で逢えたら(最終回)を見て今に至る。

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