宇都宮から中央競馬へ挑戦する場合、どうすればいいのか。最近よく地方から中央に遠征してくる馬がいるが、どのようにして挑戦してくるのか、疑問に思っている人もいると思うのでちょっとそのへんのことを書いてみる。
中央へ挑戦する方法は以下の4つのパターンが考えられる。
1.JRA認定競走に勝ち、特別指定交流競走に出走する。
宇都宮競馬の新馬戦でしもつけ若駒2歳、という競走があれば、それがうつのみや競馬の認定競走である。
このレースなどがそう。この認定競走に勝つと、JRAの特別指定交流競走に出走することができる。この認定競走(新馬戦)には各馬1度しか挑戦できないので、ここで勝つのと負けるのとではかなりの差が出てくるのだ。(※しもつけ若駒チャレンジ、という競走で、既出走馬での認定競走が始まりました。)たとえばオンソク号は認定競走に勝った後、福島の特別指定競走に挑戦している。この特別指定競走に出走できる権利は3歳までで、古馬(4歳以上)になると特別指定競走には出走できなくなる。
2.GI競走へのステップレースへ。
北関東ダービーや北関東オークスを勝つと北関東ブロック代表として、中央のGI競走のステップレースに出走することが出来る。北関東ダービーに勝った場合は、菊花賞のトライアル競走、セントライト記念あたりに出走する権利を得るのだ。もちろん、そのトライアル競走で優勝するなど、条件を満たせば菊花賞へ出走することも可能になる。クラシックレースに限らず安田記念とか、高松宮記念など、古馬GIのステップレースに出る場合もブロック代表選考レースに勝利すれば中央のレースに出走することができるのだ。
3.指定競走へ。
中央で指定競走と呼ばれるレースには地方枠内で地方馬が自由にレースに出ることができる。福島テレビオープンとか、NSTオープンなどがそれにあたる。高崎のタマルファイターがこの指定競走へよく出走している。
4.ダートグレード競走へ。
中央のダートグレード競走へ地方出走枠内で選出されれば出走することが可能。フェブラリーSをはじめ、根岸Sとか、武蔵野Sとか。もちろん、ジャパンカップダートもこれにあたる。
ずいぶんと厳しい出走条件だが、これでも昔に比べれば随分と交流競走が増えたと思う。
宇都宮からも、ベラミロードを超える中央での活躍馬が出ることを願いつつ・・・。